このご当地ブランドを保護する制度、その名も『ご当地ブランド保護制度』というものを、農林水産省が研究会を作って創設を検討しているというニュースがありました。地名を冠した食品ブランドを保護する新制度だそうです。
欧州連合(EU)が取り組んでいる「地理的表示の保護制度」を導入しようというもので、EUでは「パルマハム」や「カマンベールチーズ」など地域特有の製法や一定の品質を備えたものに対する保護制度が確立しています。
研究会では、こうした事例を参考としながら制度づくりを進める。商品名の不正使用を防ぐとともに、海外での商品価値の向上や競争力強化を後押しするのがねらいだそうです。たとえば「草加せんべい」「泉州水ナス」「鹿児島黒酢」...などなど、地域ならではの製法や品質を備えている食品が対象。
現在も地名と商品名をセットで商標登録する「地域団体商標」制度はありますが、新しい制度は品質と生産方法にも基準を設けたうえで、それを満たした食品だけを登録対象とする考えです。結構ハクが付きそうです。
しかし、最近では海外で日本固有のブランドを勝手に商標登録されてしまったがために、日本人がその国でブランド名を使えないという笑えない話しもあります。
そうした点についてもきちんと保護してもらいたいですね。
ブランドはイメージだけではなく、本物だからこそ成せる技があるってことです。
大阪からも世界へ羽ばたく食のブランド品がどんどん生まれると嬉しいものです


ヨシイクゾウ